2015年11月4日水曜日

TOEFL TEST対策完全英文法 阿部 友直著

評価の分かれる一冊だ。

ワタクシ個人は非常に評価しているのだが・・・。
まず、分厚い。圧倒的な分量なので、途中で挫折するリスクが高い。
したがって、直前期に初めから読み込むといった使い方はお勧めできない。
また、他の書評レビューアーが書かれているように、
あるていど文法的知識を貯めてから本書に手をつけるべきかもしれない。
以上のような一般的印象を述べた上で、本書の長所。

1.副詞・副詞句・副詞節に注目した文型の解説。
いろいろと文法書に手をつけたけれども、この点を明快に語る本は他になさそうだ。
この論点を注意することで、英語の構造に関する見方が「変わる」。

2.STAGE3、TOEFLのローカルルールに関する解説をここまで語った本はない。
文法的にはOKでも、スタイルとしてはダメ、TOEFL的にはダメ、という論点が結構ある。
この点を踏まえているかどうかで、得点の伸びに差が出るだろう。
時間のない読者はこのステージだけでも目を通すべきだ。

本書をどう、使いこなすべきだろう?
まずは通読し、気になる箇所にアンダーラインをし、2回目に精読。
気になる箇所をカード化し、以降はカードの暗記に励む。
本番前にステージ3を見て・・・といった使い方をワタクシはしたが。

3ヶ月以上の時間的余裕がある読者向けの本といえる。

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